気象庁会見。16日午前2時。
まず、
「この潮位変化が、津波なのかは、不明」
という言い方をしていた。
つまり、
観測史上、地震原因ではないこのような状況がこれまでなかった故。
との説明。
重ねてつまり、
気象庁として、過去のデータが手元に存在しないということなのだそうだ。
但し、
防災上の観点から、
といった趣旨を述べていた。
トンガの火山大規模噴火による状況であることは推測されるが、
(日経電子版は、噴火したのは、首都ヌクアロファ北方65kmの海底火山と報じている)
津波到達時刻が想定より早いこと。
トンガから日本列島に及ぶ線上での潮位変化が観測確認されなかったこと。
気圧変化が日本全国で観測されていることなど、
確定的、断言的な言い方ができにくい状況と感じられた。
そんなことがあるのだな。
が、率直な印象。
知る限りにおいて、
リアルタイムで報道しているマスメディアは、
NHK地上波、同ラジオ第一、民放はTBS地上波。
気象庁は、
津波注意報、同警報の解除の目処は立たない。
という言い方もしている。
土佐清水では、
漁船3隻が港内で転覆しているのが、
自治体により確認されている。
潮位変化は数十センチにも関わらず、
エネルギー総量は膨大ということなのだろうか。
或いは、
気象庁は、
今回の特徴として、
潮位変化が極めて不規則なことに言及している。
もしかしたら、確認されている以上の潮位変化が発生したのかもしれないとも想像される。
地震も同様だが、
震度や潮位変化高よりも、
マグニチュードなどエネルギー量により破壊程度が大きく異なる。
物理学的に想像すれば、当然の帰結。
二次情報を通して状況を想像するにつけ、
なんとも、自分の想定範囲など、
まったく現実には及ばない、と思う。